我が家の自己評価

            (車いす生活者・高齢者対応型住宅)

建築当時は妻と高校生と中学生の子供達の家族5人だったが現在は子供も結婚と独立で、夫婦二人の生活。

本人(頚髄損傷者:団塊の世代)、妻

敷地55坪、木造二階建、一階19坪、二階14坪。

(敷地と公道の高低さは0m)駐車場:車二台分、

バイク自転車置場完備

スロープ:公道→駐車場→スロープ(8mL型、勾配10対1)→ベランダ→寝室

    (市道とベランダの高低差は80cm)

一階に廊下なし夫婦の寝室は一階、客間はない。

二階は6畳三部屋、バルコニー


長所

  • 一階は全てフローリング。
  • 段差は風呂の3cmと寝室とベランダの間5cmほど、部屋の中には段差はない。
  • リビングと寝室の間は引き戸二つでワンフロワーとなる。
  • リビング、寝室、台所を一直線にして南向にして、部屋が明るく、冬場は暖かい。
  • リビングに、家族が居ればドア一枚だから、声をかければ呼べる。
  • 一階に廊下がなく、リビングを中心の家である。
  • 寝室と風呂場にリフター設置(車椅子から湯ぶねに浸かれます、これだけは特別予算)
  • 風呂場の洗い場は1.5畳の広さ(車椅子が入る)
  • 納戸によって、床の上に置くものや部屋の凸凹を少なくし、車椅子の走行を楽にする。 納戸にタンスなどを置き、地震対策にもなる(福岡西部沖地震の時、タンスや他の物など倒れる事もなかった)。部屋に必要最小限度の物を置き、部屋を広く使えるようになった。
  • トイレは普通のトイレの広さだが、横から開くかなり広い引き戸により、障害者用トイレに変身する。
  • ベッド上での排便中の臭いを追い出すために、寝室に換気扇を設置。
  • コンセントを多くして、延長コードなどが床に這わないようにしている。
  • 寝室の蛍光灯はリモコンを採用。
  • 寝室は8畳あるので、ベッドを状況に応じて、位置を変えたり、ベッドにはキャスター 付だから部屋の中を移動できて、リビングにも移動できる。
  • 寝室にある、ベッド、テーブル、テレビ台にキャスターが付き移動できる。
  • 寝室に家内(介助者)の折たたみベッドがある。
  • 寝室の出窓が物置になって、便利です。
  • 寝室とリビングの二つの引き戸を全部開ければベッドをリビングまで移動できる。
  • 暖房の基本は小さな反射式ストーブ、ただし誰もいない時はエアコンで暖房か厚着をする。
  • 私(車椅子生活者)と家族(妻、子供3人:健常者)が共に生活できて、将来にも(二人とも高齢になった時と、二人の死後)対応できるような住宅である。

短所(改善できないけど)

  • 寝室の外出用ドア幅をあと10cm短くして、90cmでよかった。
  • もし土地の広さと経済的に余裕があれば、夏冬と二つの部屋があれば良かった。
  • 風呂の段差は排水溝を出入口に取り付けることにより解消したい。
  • ベランダの段差(5cm)を少し解消したい。
  • 手違いで駐車場が水平になっていない。
  • 寝室に押入がもう一つあったら良かった。
  • 蛍光灯などのスイッチの位置を10cm低くしたほうが良かった。