●基本的には車椅子と寝たきりの介護を必要とする立場で家を設計する。
普通の生活、車椅子での生活、寝たっきりになった時の生活の三種類の生活パターンを想定した住宅を考える。
オランダでは、可変型住宅があるそうで、地方自治体がつくる賃貸住宅として採用されているそうです。将来、住人の身体が不自由になっても、必要に応じた改装が出来るように設計されているので、新たに高い資金をかける事なくすむそうです。普通の住宅も可変型住宅も建築費用は差ほどかからずに長い目で見ると可変型住宅のほうが安くすむそうです。つまり将来のことを予想して建てること。
寝たっきりになった場合、ヘルパーさんらや介助者が腰痛などにならないような住宅とする。(介助者に優しい住宅が介護される側にも優しい住宅である)
●寒冷地か温暖地域か、都会か地方か、その地域の環境に合わせる。
富山県高岡市のバリアフリー住宅のモデルの資料を送ってもらいました。雪国ですから、豪雪対策がありました。あらためて雪国には雪国の生活があり、そこに住む車椅子生活者や高齢者の住宅に地域性があることを知らされました。私の住む福岡は夏暑く冬寒い地域です。その地域の気候風土にあった対応は必要です。
●住宅の安全対策
家の中での事故、火事、防犯(泥棒など)、緊急時の連絡を考えておく。
1、段差をなくす。
2、床を滑りにくくする。
3、手摺りを付ける。
4、色調や照明を工夫する。
5、暖房、冷房を工夫する。
6、緊急時の連絡は今は必要ないかもしれないが、防犯システム等を調べておく。
私の住む福岡市は緊急通報システムを利用できる、(24時間対応、福祉課に申込む) 近所の知り合いを二人、協力員として登録する必要があり、大きな負担です。知り合いがいなくても済むようなシステムが出来たらいいと思います。また、民間でもあると思いますが、将来は民間・警察・消防・地域で緊急システムが出来たらいいのですが。
●在宅介護の形態
・家族構成
●生活の中で気がついた事と提案